
WordPressでテーマをカスタマイズしたいと思ったとき、必ず登場するのがfunctions.php
です。
このファイルは「テーマに機能を追加するためのコード」を書き込む場所で、PHPの知識がなくてもコピペから始められる最初の一歩です。
この記事では、functions.phpの基本的な役割や子テーマで編集すべき理由、そして実際に使えるカスタマイズ例まで、初心者向けに丁寧に解説します。
functions.phpとは?
functions.php
は、WordPressテーマの中にあるファイルで、いわばテーマ専用の機能追加スクリプトです。
- テーマに独自の機能を追加する
- 管理画面や投稿の見た目を調整する
- ショートコードやウィジェットなども定義可能
WordPressを「見た目だけでなく、機能面でも自分好みにしたい」と思ったら、このファイルが活躍します。
子テーマで編集する理由
functions.phpをカスタマイズするときは、必ず子テーマを使いましょう。その理由は:
- 親テーマのアップデートで上書きされない
- トラブルが起きたときに切り替えやすい
- 安心してコードを試せる
子テーマをまだ使っていない場合は、「WordPress 子テーマ 作り方」などで検索して最初に準備しておくのがおすすめです。
functions.phpの編集場所
WordPress管理画面から編集するには:
- 「外観」→「テーマファイルエディター」を開く
- 右側のファイル一覧から「functions.php」を選択
- 記述内容の末尾にコードを追加
既存のコードを削除しないよう注意しましょう。
基本のカスタマイズ例
試しに、投稿の抜粋(抜き出し)文字数を変更するコードを追加してみましょう。
// 抜粋の文字数を50文字に変更
function custom_excerpt_length($length) {
return 50;
}
add_filter('excerpt_length', 'custom_excerpt_length');
保存すると、トップページなどの抜粋が50文字に調整されます。
functions.phpを編集するときの注意点
- 必ずバックアップをとる:コードにミスがあるとサイトが真っ白になることも
- 管理画面に入れなくなった場合:FTPソフトやサーバーパネルでfunctions.phpを修正
- コードは確実に閉じる:
}
の閉じ忘れなどに注意
おわりに
functions.php
は、テーマカスタマイズの入り口として非常に重要なファイルです。最初は不安かもしれませんが、コピペからでも十分に機能追加ができるのが魅力。
まずは子テーマを用意し、この記事で紹介したような基本コードから始めてみましょう。少しずつ慣れていくことで、より高度なWordPressカスタマイズにも挑戦できるようになります!
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