
Webサイトで文章を表示する際、左右のバランスが気になることはありませんか?
そんなときに活躍するのが、text-align: justify
による均等揃えです。
このプロパティを使えば、雑誌や新聞のようにテキストの両端をキレイに揃えることができます。 本記事では、その使い方と注意点、さらには応用テクニックまで、初心者向けにわかりやすく解説します。
text-align: justifyとは?
text-align
はテキストの揃え方を指定するCSSプロパティです。
通常は left
(左揃え)、center
(中央揃え)などを使いますが、justify
を指定すると、
- 各行の左右両端がピッタリ揃う
- 文字と文字の間隔を調整して揃える
という特徴があります。
p {
text-align: justify;
}
どんなときに使う?
以下のような場面でjustify
がよく使われます:
- 長文の読み物ページ(ブログやコラム)
- PDF風のページや書類系サイト
- 新聞や書籍のレイアウトに近づけたいとき
注意点:「。」や短い行では効かない!
text-align: justify
はすべての行に適用されるわけではありません。
以下のようなケースでは均等揃えが適用されません:
- 段落の最終行
<br>
で明示的に改行された行- 1行の文字数が少ない場合
つまり、「。」で毎回改行してしまうと、均等揃えにならない行が増え、見た目が不揃いになってしまいます。
均等揃えのコツ
見栄えよく均等揃えを活かすために、以下のような工夫がおすすめです:
- 文末の「。」で毎回改行しない
<br>
は使わず、<p>
タグで段落を区切るmax-width
を設定して読みやすい行幅にする
p {
text-align: justify;
max-width: 40em;
line-height: 1.8;
}
応用:text-align-lastで最終行を制御
均等揃えでは最終行だけ左揃えになってしまうのが一般的です。
これをカスタマイズするには、text-align-last
プロパティを使います。
p {
text-align: justify;
text-align-last: center;
}
これで、段落の最後の行だけ中央揃えなどにすることも可能です。
まとめ
text-align: justify
で、文章を両端揃えにできる- ただし、改行の仕方や行の長さによっては揃わないこともある
text-align-last
で最終行の調整もできる
読みやすさと美しさのバランスを見ながら、ぜひ活用してみてください!
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