
「ボタンの色がふわっと変わる」「画像にゆっくりズームがかかる」など、なめらかな変化をCSSで簡単に実現したいと思ったことはありませんか?
そんなときに役立つのが CSSのtransition(トランジション)プロパティ です。この記事では、transitionの基本とよく使うパターンを初心者向けに解説します。
transitionとは?
transition
は、CSSプロパティの変化に「時間的な動き(アニメーション)」をつけるためのプロパティです。
マウスオーバーやクラスの変更などによって発生する変化を、なめらかに見せることができます。
基本構文
transition: プロパティ名 時間 イージング 遅延;
例:transition: all 0.3s ease;
(すべてのプロパティを0.3秒かけて変化)
よく使うパターン
① ボタンの背景色をふわっと変化
.btn {
background: #ff9999;
transition: background 0.3s ease;
}
.btn:hover {
background: #ff6666;
}
② 画像にズーム効果をつける
.image {
transition: transform 0.5s ease;
}
.image:hover {
transform: scale(1.1);
}
③ 複数プロパティを同時に変化
.box {
transition: background 0.3s ease, color 0.5s linear;
}
.box:hover {
background: #000;
color: #fff;
}
補足:よく使うイージング
ease
:自然なスピード(開始と終了がゆるやか)linear
:一定のスピードで変化ease-in
:開始がゆっくりease-out
:終了がゆっくりease-in-out
:開始と終了がゆっくり
おわりに
transition
を活用すれば、サイトの印象をぐっと洗練されたものにできます。
最初はbackground
やtransform
から試して、徐々に組み合わせていくと感覚がつかめますよ。